現在の見沼通船堀(西縁通船堀)北緯35度51分48.3秒 東経139度42分27.8秒 芝川,見沼代用水(西縁,東縁)との位置関係 見沼通船堀(みぬまつうせんぼり)は、見沼代用水(東縁、西縁)と芝川とを結ぶ閘門式運河である。1731年(享保16年)に作られた[1]。 江戸時代から明治時代の内陸水運(見沼通船)で重要な役割を果たした。堀全体で4つの関(閘門)を持ち、閘門式運河では日本最古の部類に入る[1]。 昭和初期以降から使用されておらず、現在はさいたま市緑区にその復元された遺構が残る。 1982年(昭和57年)、国の史跡に指定された[2]。 通船堀建設の背景[編集] 昭和初年の頃の見沼通船堀東縁 1727年(享保12年)に開削された見沼代用水は、新田の開発のため灌漑用の溜池であった見沼溜井の代わりとして利根川から引かれた用水路である。用水路は、水田等の灌漑目的であったが、利根川と荒川の間