ドライブイン。2011年においてはノスタルジーさえおぼえるこの響き。 車窓を通り過ぎていく数々のドライブインを憧れの眼差しで見送っていた助手席の少年はぼくだ。 そんな追憶のドライブインに立ち寄った。 (櫻田 智也) 昔ながらのドライブイン コンビニの普及が一番の要因だろうか、ドライブインを国道沿いで見かけることは少なくなった。市町村単位で増え続ける「道の駅」は、機能からすればドライブインと言って間違いないのだが、ドライブインという響きから思い描くものとは、かけ離れている感じがする。 ドライブインとは、もはや観念なのかもしれない。