最近、厳しい取り立てや返還訴訟の多さが話題になることの多い奨学金制度。この根底には、そもそも日本の学費が高すぎるという問題がある。 子供のためにも、教育費は親が負担するのが望ましいが、長引く不況の中では、それも簡単ではない。住居費とともに、生涯で最も負担の大きい「教育費」の現状と対策を、ファイナンシャルプランナーの秋口千佳氏に聞いた。 教育への公的支出が最下位の日本 ニュースなどで、大学の合格発表に歓喜する受験生の姿を見ると、なんとも晴れ晴れしい気持ちになる。しかし、その裏側には、高額な学費の支払いに戦々恐々とする親たちの存在を忘れてはいけない。 大学の受験費用だけで平均約32万円かかり、さらに世界でもトップクラスといわれる高額の授業料の支払いが待っているのだ。 「日本の学費は、諸外国に比べて高額です。北欧には教育費がほとんどかからない国もあり、ドイツやフランスもかなり低い。ただし、そうい
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