3Dテレビの発売日には多くの人でにぎわうなど、3D映像は家庭でも身近になりそうだ=4月21日、東京都千代田区有楽町(荻窪佳撮影) 映画やテレビの画面が立体的に見える3D(3次元立体)映像。迫力ある映像が楽しめる一方で、子供の目への負担が懸念されている。最新の映像を家庭で楽しむため、どんな点に気をつけたらよいかを専門家に聞いた。(小川真由美) ◆サインに注意 3D映像の視聴について、電子情報技術産業協会(JEITA)が先月、ガイドラインを発表した。それによると、視聴の目安は5、6歳以上▽気分が悪いなど違和感があれば視聴を中止▽見るときはテレビ画面の縦の長さの3倍以上の距離まで離れる−などが指摘されている。 NPO法人映像評価機構(東京都港区)の千葉滋理事長によると、子供は両目の幅が5センチ程度で、大人(6〜7センチ)より狭い。そのため、映像の飛び出し感と奥行き感の両方をより強く感じるという。