(CNN) パリのオフィス街で、付箋の「ポスト・イット」を使った静かな「ゲリラ戦」が展開されている。企業の従業員らが窓にポスト・イットを張り付け、巨大アートを次々と生み出している。 口火を切ったのは仏コンピューターゲーム大手のユービーアイソフトだった。4カ月前、同社オフィスの窓に、1970〜80年代のアーケードゲーム「スペースインベーダー」の図案が出現した。翌日には向かい側にある仏銀行最大手BNPのビルに、ポスト・イットで「パックマン」が描かれていた。 流行はビジネス街デファンスからイシー・レ・ムリノ一帯の企業に瞬く間に広がった。単純なアニメのキャラクターから、数千枚のポスト・イットを7階の高さまで張り付けた複雑な装飾まで、デザインはさまざま。「ポスト・イット戦争」の記録は専用のウェブサイトで紹介されている。 従業員がポスト・イットのプロジェクトに時間とエネルギーを費やしていることに