全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(本社・大阪府田尻町)が7日、国土交通省から航空法に基づく航空事業認可を取得した。同社は関西国際空港を拠点に来年3月の営業開始を予定しており、就航までに資本金を現在の3005万円から最大150億円に増資するなど、営業開始に向けた準備を加速させる。 【日本発のLCCピーチ ロゴや機体を写真で】 国交省を同日訪れた井上慎一最高経営責任者(CEO)は、本田勝航空局長から許可証の交付を受けた際に「LCCといえども安全が第一。安全運航を心がけて精進したい」と抱負を述べた。 ピーチはエアバスのA320−200型機(180人乗り)3機を使い、国内線では来年3月に関空−福岡、関空−札幌便、国際線では同5月に関空−ソウル(仁川)便の就航を予定している。現在は全日空が33.4%、香港の投資会社と産業革新機構が33.3%ずつ出資している