帝京大病院(東京都板橋区)の入院患者が多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに院内感染した問題で、感染防止の対策を担当する「感染制御部」の医師やスタッフが警視庁捜査1課の任意の聴取に「2月に菌の増加を把握したが、その後はしっかり対策を講じた」という趣旨の供述をしていることが分かった。菌に感染し死亡した27人のうち9人は感染と死亡との因果関係が否定できておらず、捜査1課は業務上過失致死容疑も視野に死亡した患者の担当医らからも任意で聴取する方針。 捜査関係者によると、感染制御部の医師やスタッフは、2月に感染が増えていることを把握して以降、▽感染患者の一般病棟からの隔離▽感染患者に対応する医師や看護師を限定する▽手洗いの励行−−などの対策を進めたと説明しているという。 ただし、「散発的な発生」とみて院内の感染制御委員会には報告せず、病院全体としての対策は取っていなかった。2月以降も感染は拡大、
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