前回までで説明した効果量について,実際にRで計算してみましょう.使用するのは{compute.es}パッケージです.基本は実験系の研究分野でメタ分析を実施する際に使われるパッケージだそうです.パッケージマニュアルはこちらにあるので,詳細はこちらを見てください. 適用可能な検定の種類 対象となる検定と,効果量を算出するメソッドを以下にまとめました.いろいろ種類がありますね.たとえば2*2のクロス表におけるカイ二乗検定は,chiesを使えば効果量が算出できます.またt検定における平均値の差は,mesを使って同様に効果を算出することができます. 検定 効果量を算出するメソッド ANCOVA F-test a.fes() ANCOVA means a.mes() ANCOVA means (pooled sd) a.mes2() ANCOVA p-value a.pes() ANCOVA t-te