政府は天皇陛下の退位などに向けた準備委員会の2回目の会合で式典に関する基本的な考え方の案を示し、退位の式典を来年4月30日に憲法で定める国事行為として行い、法令上の名称は「退位の礼」とするとしています。また、秋篠宮さまが皇位継承順位1位を意味する「皇嗣」になられることを広く国民に伝えるための式典についても国事行為として再来年に行うとしています。 会合では事務局側が、元官房副長官の石原信雄氏や最高裁判所の元判事の園部逸夫氏など4人の有識者からの意見聴取の結果を報告したうえで退位の式典などに関する基本的な考え方の案を示しました。 それによりますと、天皇陛下の退位の式典について「天皇陛下の御退位の事実を広く国民に明らかにするとともに、天皇陛下が御退位前に最後に国民の代表に会われるための式典とする」としています。 そして、退位の式典を来年4月30日に憲法で定める国事行為として行うこととし、法令上の