「言語の壁」による日本の孤立 以前の記事で書いたとおりわたしはエストニア人の女子高生ボーカリストとジャズ・ユニットを組んでいるんですが(新学期が始まってからは活動を休止しておりますが)、先日唐突に彼女からこんなメッセージが来ました。 「なんか日本では長時間労働が蔓延していて健康を害する人が多いっていう話を聞いたんだけど本当??」 どこでそんな話を耳にしたのか、学校で習ったのかと尋ねてみたら「なんかSNSでそういう動画が回って来たのでなんとなく日本人に聞いてみた」とのことでした。 彼女に限らず、「日本の労働環境の劣悪さ」はヨーロッパでもよく知られているので、ほかの学生から「カローシって何?」などと質問されたりすることがたまにあります。 なんで彼らが日本なんて遠い国の労働問題のことを知っているのかというと、主にインターネットを通じて海外メディアが報じているからなんですよね。そしてそれらは圧倒的