『「自分」から自由になる沈黙入門』 小池龍之介 おすすめです 筆者はお坊さんですが、宗教の研究書ではなく、内容的に特に難しいことが書いてあるわけでもない上に、非常にわかりやすく場合によってはすこしふざけすぎているようなくらいの平易な文章で、毎日の生活にすぐにでも応用可能なことが記されています。 内容的には「毎日の暮らしをよりゴキゲンに過ごすための小さな実践項目」というところです。誰でも簡単に始められて、今まであまり気にしていなかったような自分の心の状態の揺れ動きを多少なりとも知ることが出来るようになります。 特に印象に残ったのは、「たまには他人の悪口をいわないで1日をすごしてみたらどうですか」という提案です。簡単そうにみえてこれが非常に難しく、自分の心の中で毎日どれほど他人に対する悪い感情が芽生えているのか知らされました。 他にも多数の著書がありますが、この本はごく初期に書かれた本なので、