仏北部リール(Lille)の病院で、がんの化学療法治療を受ける患者たち(2007年1月17日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【5月22日 AFP】米ミネソタ(Minnesota)州で、悪性リンパ腫と診断されながら宗教上の理由で化学療法を拒否していた13歳の少年が、治療を受けさせるようにとの裁判所命令が両親に下された後、母親とともに姿を消し行方が分からなくなっている。 ダニエル・ハウザー(Daniel Hauser)君と母親の2人は19日、同州の裁判所に出廷を求められていたが、姿を現さなかった。裁判所は母親の逮捕状を発行。また、ハウザー君についても、発見され次第ただちに養護施設に収容し、専門医の診察を受けさせるよう命じた。 ハウザー君は1月にホジキンリンパ腫と診断されたが、化学療法と放射線治療を1回受けただけで、その後は両親の意向で薬草やビタミン