NECビッグローブは4日、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末向けに、日本と米国で漫画を中心とした電子書店事業を始めたと発表した。13年3月末までに計約10万冊をそろえ、同事業で累計約10億円の売上高を目指す。 まずは、国内向けに「ベルサイユのばら」など約300冊、米国向けには海外でも人気がある「アップルシード」の英語版など約150冊をそれぞれ用意。利用するには専用のアプリケーションをダウンロードする必要がある。 米アップルの「iPhone(アイフォーン)」などにも対応する予定で、夏ごろにはフランスなど欧州、その後は台湾を中心としたアジアでも電子書店事業を展開する計画だ。