親が「自分の子どもは花粉症だと思う」と答えた子どもの約8割は、10歳までに発症したとしていることがロート製薬の調査で分かった。このうち5歳までの発症は4割に上り、いずれも過去の調査より増加していた。【烏美紀子】 調査は昨年11-12月、16歳以下の子どもを持つ親を対象に実施。2082人が回答し、その子ども3475人について症状の有無などを分析した。「子どもが花粉症」との回答は28.8%で、2012年の同様の調査時より3.1ポイント増えた。 発症年齢について尋ねたところ、「5歳までに発症した」としたのは41.8%で、「10歳まで」が78.6%だった。12年調査では、それぞれ36.6%、69.3%だった。 また、1歳までに皮膚の湿疹(おむつかぶれを除く)が「2か月以上続いたことがある」と回答した親の子どもは、43.5%が花粉症を発症していた。「1-2か月続いた」子どもの29.5%や「ほとん