懸念だった電話の問題点は“生活音”程度 まず、同社で在宅勤務を実施するに当たって課題となったのは、「電話」「FAX」「社内LANへのアクセス(ファイルサーバ・DB)」「電子メール」「インスタントメッセージング環境」だったという。これに対し、電話・FAXは同社が提供しているIPビジネスフォンシステム「BIZTEL」を利用した。 BIZTELは、オープンソースIP-PBX「Asterisk」をベースに改良したIPビジネスフォンサービス。ビジネスフォンに欠かせない、内線やパーク/転送機能に加え、不在時の自動応答やボイスメール機能なども備える。具体的には、会社で使用するノートPCにBIZTELをインストールして自宅に持ち帰り、会社にかかってきた電話を持ち帰ったノートPCで受けた。通話はヘッドセットや専用電話端末をノートPCに接続して行った。 会社にかかってきた電話を、ほかの在宅勤務者に転送すること
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