凶悪事件と呼ばれる犯行は数あるが、そのなかからワースト10を選べといわれたら、筆者はそのひとつにこの事件を取り上げるだろう。「おせんころがし殺人事件」などの名で知られる、栗田源蔵という男による一連の連続婦女暴行殺人である。 昭和27年(1952)1月13日、千葉県検見川町(現・千葉市検見川区)で24歳の主婦とその叔母である63歳の女性が自宅で殺害されているのが発見される。死因は両者とも絞殺で、63歳伯母は腹部を刃物のようなもので深く刺されており、24歳主婦は死後に性的暴行を受けた痕跡があった。 現場の残された指紋から、栗田源蔵が逮捕された。そして、取り調べを進めていくと、栗田の過去に起こした凶悪事件が次々に明らかになっていった。 まず昭和26年(1951)8月8日夕刻、栃木県小山町(現・小山市)に盗み目的で民家に押し入り、寝ていた24歳の主婦を強姦した後に絞殺。衣類などを物色した後、さらに
![戦後最凶最悪の連続レイプ殺人事件「おせんころがし事件」とは - メンズサイゾー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/95e48ec0bdb948d4b31510b710e098e03f3f25ec/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.menscyzo.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F03%2Freipusaiban0715fla-346x346.jpg)