英国のある小学校は現在、地下でいつの間にか進行していた危機が発覚し、倒壊の不安を抱えているという。その原因を作ったのは、動物のアナグマ。調査の結果、学校敷地内の地下で7.5トンもの土を掘っていたことが分かり、その空洞が一部の校舎下にまで及んでいたそうだ。 英放送局BBCや英紙デイリー・メールによると、この問題に直面しているのは、英南西部サマセット州ウェストン・スーパー・メアにあるアシュコーム小学校。420人の生徒たちが通うこの学校では、40年間使用されている校舎の老朽化も課題だったが、昨年、それ以上に大きなアナグマの問題が分かったという。巣穴を作るためにアナグマが掘った大きな空洞は、子どもたちが使用する2つの教室の地下にも及んでいたため、学校側はこれらの教室を閉鎖。教育委員会も修繕に向けて対策に乗り出している。 英国では保護種に指定されているアナグマ。そのため「繁殖期を妨害するのも違法」(
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