2007年04月25日13:00 カテゴリ書評/画評/品評Logos 書評 - はかり方の日本語 こういう本を私は読まずにいられない。 はかり方の日本語 久島茂 「数え方でみがく日本語」や「 数え方の辞典」が答えてくれなかった疑問や、提出していなかった課題がここにある。 本書「はかり方の日本語」は、数量を通して日本語、そして日本人が世界をどう捉えているのかを考察した本。その考察がどれほど根源的かは、オビを見れば明らかだろう。 オビより 「一日中」とは言えるのに、なぜ「一時間中」とは言えないのか? 「十、十一日」を声に出して読むとどうなる? 戦争は数えられるのに、平和が数えられないのはなぜか? 「2センチ長い鉛筆」は、なぜ長さが2センチの鉛筆ではないのか? 球も円も区別しないで「まるい」という理由は? などなど 目次 - 筑摩書房 はかり方の日本語 / 久島 茂 著を追補 はじめに 数字と言