東京大学の学生、教職員、約3万人が共用するパソコンの大半がiMacベースになったことが大きな反響を呼んでいる。なぜMacなの?。これまでのx86系PCをなぜ入れ替えることになったのか?。Macが入ったことでWindowsアプリケーションが使えなくなって不便では?。といったいろんな疑問が持ち上がってくる。 東京大学情報基盤センター情報メディア教育研究部門で現場指揮に当たる安東孝二助手に詳しい話を聞いた。 聞き手は日経BP社編集委員室 主席編集委員 林 伸夫 ――これまでLinuxを使ったx86系PCが千台規模で使われていたわけですが、その大半がiMacに代わったのは大変驚きました。導入を左右したキーポイントは何だったのでしょう。 安東 入札制度により各社から提案をもらったものを検討していくと、今回のシステムが価格・仕様・パフォーマンスの観点から最も評価が高かったというわけです。 これまで