Python 2 の高階関数のうち、組み込みで用意されている基本的なものについてご紹介します。 具体的には次の 3 つを見ていきます。 map() filter() reduce() 個別の説明に入る前に、まずは「高階関数」について少し説明をします。 高階関数とは、英語の「 higher-order function 」の訳で、「関数を引数として受け取る関数」のことです。たとえば、リストの各要素に共通の処理を加えたリストを作成したい場合なんかに、処理をわかりやすく簡潔に記述することができます。 高階関数の仕組みを用意している言語は他にもたくさんありますが、 Python の場合は「関数はオブジェクトであり、関数に () をつけると初めて関数が呼び出される」決まりとなっています。 () なしで関数の名前だけを指定すればその関数そのものを捉えることができます。 たとえば、三角関数を実装した s