リガチャは、例えば上の例のように“f”と“i”や“f”と“l”がぶつかってしまうのを防いで読みやすくするための仕組みです。他にも“T”と“h”のような組み合わせもありますが、ぶつかるかどうかはフォントのデザイン次第です。リガチャは活字の時代からありました。当時は人が活字を組みながら特定の組み合わせのときは合字と入れ替えていたのでしょう。コンピュータはこれを自動化してくれますが、自由な組み合わせで効率よく自動化できるようになったのはApple Advanced Typography (AAT)やOpenType フォントのおかげなのです。この仕組みをさらに応用して筆記体のScript フォントもきれいにつながるようになります。 極めつけはMac OS X に標準で入っているZapfino® というフォント(AATフォント)。“Zapfino”と入力するとZapfino のロゴに変身します。こ
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