クマに襲われてけがをするなどの被害が長野県や新潟県、それに群馬県をはじめ、全国で相次いでいます。 クマの生態に詳しい石川県立大学の大井徹特任教授は、例年、クマが冬眠に入るまでの12月に入るころまでは被害が相次ぐ傾向があるとして「クマの出没や被害が出ている地域を中心に特に人とクマの活動が重なる早朝と夕方から夜間にかけての時間帯には警戒してほしい」と注意を呼びかけています。 ◇朝の時間帯に◇ 18日朝、群馬県東吾妻町で80代の女性がクマに襲われ、顔にけがをしました。 18日午前7時半ごろ、東吾妻町厚田の路上で、町内に住む83歳の女性の息子から「母親がクマに襲われた」と消防に通報がありました。 警察によりますと、当時、女性は、自宅近くを1人で散歩していたところ、突然現れたクマに襲われ、顔をひっかかれたということです。女性から連絡を受けた息子が現場に駆けつけた際には、クマはすでにいなくなっていたと