自動運転技術の最前線情報をお届けする本連載、第19回となる今回は「トロッコ問題」について。たとえば自動運転技術が搭載されているクルマの前方に幼稚園児の列が歩いていて、咄嗟にハンドルを切ればクルマは谷底に落ちてドライバーは間違いなく死ぬが幼稚園児は全員助かる…といった場面が訪れたとき、クルマに搭載された機能はどう判断するのか。 自動運転技術の実用化が近づく現代になって、こうした倫理学上の問題が浮上してきたわけだが、では2021年の現時点で、この問題はエンジニアたちのあいだでどう語られているのか。最前線の議論を紹介します。 文/西村直人 写真/Adobe Stock(アイキャッチ写真は@bluedesign)、illustAC シリーズ【自律自動運転の未来】で自動運転技術の「いま」を知る ■「乗員を守るため、歩行者との衝突事故はやむを得ない」 「自動運転技術を搭載した車両が狭い道路を走行中、道
![究極の自動運転技術は“トロッコ問題”にどう対応するのか?【自律自動運転の未来 第19回】 - 自動車情報誌「ベストカー」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/190b827f83093be0a22515883f621fccb84a311f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.bestcarweb.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F07%2F11154816%2Fcropped-AdobeStock_bluedesign.jpeg)