はじめに CJ2EEのDataAccessObjectパターンは、企業向けシステム開発で利用される非常に優れたデザインパターンです。これを利用することにより、柔軟なシステムを構築することが可能となります。有名なパターンなので、多くの方はこのパターンを使った設計/開発に携わった経験があるのではないかと思います。 しかし、DataAccessObjectパターンを使った開発は多くのクラスやインターフェイスを定義する必要があります。これは、DataAccessObjectパターンがAbstructFactoryパターンをベースとしているためです。クラスやインターフェイスの数が増えると開発コストだけでなく管理コストも増大し、開発規模が大きくなるほど影響が大きくなります。 本稿では、こうしたDataAccessObjectパターンのデメリットを回避するためのパターンを紹介します。対象読者企業システム