主力の対テロ戦闘部隊では初の女性 装甲車の前で銃を構える清水軍曹=2019年5月14日、ゴラン高原【時事通信社】 5月14日、イスラエルの占領地ゴラン高原にある軍の歩兵部隊ギバティ旅団の宿営地で、兵役で同旅団に所属するイスラエル市民権を持つ日本人女性、清水真優軍曹(21)が時事通信の取材に応じた。本人への取材は、軍関係者の同席の下、英語で行われた。(時事通信社エルサレム特派員 吉岡良) <関連記事>22歳の元日本人女性軍曹が兵役後に考えたこと 清水さんは父親が日本人で、母親がイスラエル人(ユダヤ人)。ユダヤ人の母親から生まれた人は、ユダヤ人とみなされる。イスラエルの兵役は、ユダヤ人市民の義務となっており、心身に問題がある場合など一部の例外を除き、18歳になった段階で男女とも2、3年前後にわたって軍務に服する。 日本の法律では、22歳までは日本の国籍と他国の市民権を同時に持つ二重国籍が容認さ