北九州市にある九州歯科大学が、今年度の一般入試の受験生1人に電話で追加合格を知らせようとした際、30分間、連絡がつかなかったことを理由に一時、入学を辞退した扱いにしていたことが分かりました。 このため、この受験生が入学を辞退したと判断したうえで、次に成績のよかった別の受験生を追加合格にしたということです。 大学では「30分の間に複数回、電話連絡をしてつながらない場合は入学辞退とみなす」という内部の取り決めがありましたが、その後、入学を辞退したと判断された受験生の保護者から、募集要項にはそのような取り決めの内容は記されていなかったなどと抗議があり、再度検討した結果、追加合格させたということです。 九州歯科大学では「受験生に対し丁寧さに欠けるところもあり、受験生の不利にならないよう配慮すべきであると判断した」と説明していて、今後は、募集要項の記載内容や追加合格の連絡方法を見直すとしています。