シマンテックは2009年4月21日,企業におけるスパムメールの現状に関する調査結果を公表した。その結果,すでにスパム対策製品の導入率は全企業の7割を突破していることが分かった。また,導入を検討・予定するスパム対策製品の要件として,従業員数1000人以上の企業の約2割が「仮想化対応」を挙げている。 同社調査によると,メールの受信数は1社当たり1日平均11万1450通で,このうち受信メールのスパム比率は31%(写真1)。前回の32%と比べるとやや低下したものの,受信メールの3通に1通がスパムという依然として高い水準だ。この状況に対し,メール関連ソリューションの導入率を問う設問で「スパム対策」を挙げた回答者が71.2%と7割を突破。この状況について,全回答者の53%がスパムについて「すでに十分な対策がなされている」と判断していることが分かった(写真2)。 スパム対策の導入状況を聞いたところ,企業