【ワシントン=古森義久】米国オバマ政権の国防総省高官がこのほど行われた議会の公聴会で、中国がパキスタン南西部グワダルに大規模な港湾施設を建設していることについて証言し、インド洋西部への中国海軍進出の軍事的な意図がうかがわれるとして懸念を表明した。同高官はまた、中国がパキスタンに数々の軍事援助を投入して接近していることを懸念の対象として指摘した。 米国議会の政策諮問機関「米中経済安保調査委員会」は20日、「アジア大陸での中国の経済や安保への利害が米国に与えるインパクト」と題する公聴会を開いた。証人として登場した国防総省のマイケル・シファー副次官補(東アジア担当)は「中国がパキスタン南西部グワダルに建設している大規模な港湾施設は中国からすればインド洋西部への自国海軍拡張の拠点と映ることだろう」と述べ、その動きは南西アジア全域に不安定化を招くとして警戒と懸念を表明した。 同氏はまた、「自国の意思
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