【ニューデリー=田北真樹子】インドが初の国産原子力潜水艦の進水式を行った。弾道ミサイルを搭載できる原潜の保有によって、陸海空からの核戦力を備え、核抑止力を強化することになる。インドは近年、新型戦略原潜の配備を進めるなど海軍戦力を増強する中国に対抗し、海軍の近代化を強く推進しており、原潜の保有もその一環だ。ただ、隣国のパキスタンが早くも、インド洋における軍事バランスを崩すものだと批判するなど、原潜の保有は、地域の安全保障環境と中印パ3カ国の軍事情勢に微妙な変化をもたらす可能性がある。 「国家を守るためにあらゆる手段をつくし、世界の先端技術に後れを取らないようにすることが、われわれの義務だ」 シン首相は26日、南部アンドラプラデシュ州ビシャカパトナムの海軍基地で行われた進水式でこう語った。原潜の名は「アリハント」。サンスクリット語で「敵を破壊する者」という意味だ。 インド紙などによると、アリハ
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