【北京=野口東秀】中国は建国60周年(10月1日)を迎えるため、今月から10月まで市民のマナーや愛国精神を高める各分野での「文明向上キャンペーン」を展開し始めた。中国紙などによると、社会道徳から公共秩序の順守、公共施設や環境への愛護精神、交通ルールの順守精神などを高める狙いだ。 清掃活動なども促進させ、環境保護面に関したキャンペーンでは「ほほ笑み、行動しよう」と銘打っている。天安門広場と中心部を貫く長安街などでは3000万鉢の植木の花で彩る予定だ。 愛国主義教育分野では、「礼儀教育活動」として、礼儀の知識を宣伝活動を通じて展開するほか、職場や学校、各社会団体などで国旗に関する知識を普及させる。これは「国旗を知る、国旗を愛す、国旗を掲揚する」と題されている。 青少年に対し、「祖国を愛し、北京を愛し、生活を愛そう」という運動も実施、漫画や絵画作品の募集などを通じて愛国心を高める。 中国では10