【ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)=河崎真澄】中国国営新華社通信は12日、新疆ウイグル自治区当局者の話として、同自治区ウルムチで5日に起きた暴動による負傷者数が1680人に増えたと伝えた。7日の段階で負傷者は1080人とされていた。負傷者の民族別の区分けは不明。死者数184人は変わっていない。 また、当局発表によると、家屋の損失は633戸で、うち店舗が291店。車両損失は627台に上ったという。 同自治区で負傷者に対する支援や心のケアを行うボランティアを募集したところ、12日までに2600人以上が集まったほか、献血に訪れる市民も増えている。漢族の間で“被害者意識”による「団結心」が高まっているとみられる。