日本の政府開発援助(ODA)をめぐる汚職事件で、日本の建設コンサルタントからわいろを受け取ったとされる南部ホーチミン市の元担当局長フイン・ゴック・シー容疑者ら2人について、ベトナム警察当局は12日までに、わいろの授受とは別の職権乱用容疑に関する捜査を終了、この罪名で起訴すべきとの見解を明らかにした。複数の国営紙が報じた。 最高人民検察院が最終処分を決める。元担当局長らはODA事業の事務所賃貸料8万ドル(約780万円)を着服、同僚ら87人と分け合った疑い。 建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)が元担当局長にわいろ82万ドルを渡したとされるODA汚職事件の捜査の進展は不明。(共同)