24日付の中国紙、北京晨報によると、中国はこのほど、ベトナムと領有権を争う南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島の周辺海域で、過去最大規模の監視活動を始めた。 漁業監視船4隻で船隊を組む今回の監視活動について、農業省の担当者は、中国が国家主権と南シナ海での漁業権益を守る決意を示している、と話している。 監視活動中に、中国の海域で違法操業していた外国籍の漁船1隻を発見し、海域外へ退去させたという。中国の監視船をめぐっては、ベトナム外務省報道官が「国際法に従って関係国の主権を尊重すべきだ」と述べるなど警戒が強まっている。(共同)