[ソウル 28日 ロイター] 朝鮮中央通信(KCNA)によると、中国の温家宝・首相が10月4─6日の日程で北朝鮮を訪問する。こう着状態にある北朝鮮の核問題打開の糸口になる可能性もある。 今年5月の2回目の核実験以降、北朝鮮の国際的孤立は一段と深まっており、このところ北朝鮮からは対話の意志も示されつつある。 しかし、北朝鮮が手のひらを返すように外交姿勢や核問題への方針を突然変更することはこれまでにもあった。以下、過去のそうした北朝鮮の外交姿勢などをまとめた。 ◎和解と衝突 北朝鮮と韓国は1991年12月に南北基本合意書を締結。この合意書は南北間の和解や不可侵について初めて定め、将来的な2国間の協力関係や核問題の協議への土台という役割も期待された。しかし締結から2カ月後、北朝鮮軍は韓国の漁船2隻を攻撃して沈没させ、乗組員ら約30人を拘留した。 ◎南北首脳会談、直後に攻撃を警告 北朝鮮の金正日総