北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、中国の胡錦濤国家主席が28日に北京で行われた北朝鮮の崔泰福朝鮮労働党書記との会談で、金正日総書記の「都合の良い時期」の中国訪問を要請したと報道した。崔書記がこれに対し、どう答えたかは伝えていない。 金総書記は今年1月、訪朝した中国共産党の王家瑞対外連絡部長と会談、胡主席の訪中要請を快諾していたが、北朝鮮によるその後の長距離弾道ミサイル発射や再核実験などで棚上げになっていた。実現すれば、金総書記の訪中は2006年1月以来。 一方、北京の外交筋の間では、金総書記が来年1月にも訪中するのではないかとの情報があり、崔書記の訪中は事前調整が目的との受け止め方も出ている。(共同)