【北京=野口東秀】ミャンマー北東部で起きた政府軍と少数民族コーカン族の民兵との戦闘で中国側に流入した難民らは、ミャンマー人とミャンマーに滞在していた中国人商人合わせて約3万7000人に達している。雲南省共産党委員会が30日の記者会見で明らかにした。 国営新華社通信によると、同日までに砲弾3発がミャンマー側から中国領内に飛来し、住民1人が死亡、2人が負傷した。ミャンマー側では中国人1人が死亡、13人が負傷したという。 胡指導部は孟建柱公安相を現地に派遣した。雲南省の孟蘇鉄・公安庁長によると、武装警察部隊などを現場周辺に派遣し不測の事態に備えている。コーカン族民兵が中国領内に入った場合は武器を押収し、非武装の者は送還するなどの処置を講じているという。 中国は、「両国の友好関係の立場に立ち、ミャンマーが国内問題を適切に解決し辺境地帯の安定を守るよう」(新華社電)ミャンマー側に強く要請する一方、雲