海賊、かつての巣窟マラッカでは激減 沿岸国一致の取り締まり奏功 (1/2ページ) 2008.11.20 22:41 【シンガポール=宮野弘之】アフリカ・ソマリア沖での海賊事件が急増する一方、マレー半島とスマトラ島に挟まれ、かつて海賊の巣窟(そうくつ)と呼ばれたマラッカ海峡とシンガポール海峡での事件は激減した。沿岸国が一致して海賊を取り締まる態勢を作り、国際社会がそれを支える形が実効をあげている。無政府状態のソマリアが、こうした態勢を作り上げるのは容易ではない。 国際海事局(IMB)によると、今年1〜9月のマラッカ・シンガポール両海峡での海賊事件(未遂を含む)は4件で、2004年同期(32件)の8分の1に激減した。 両海峡は、東アジアと中東・欧州を結ぶ重要航路で年間約9万4000隻が航行。日本にとっても中東からの原油輸送の生命線だ。1日にタンカーで両海峡を通過する原油量は1500万バレル以
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く