2009年1月20日、日メコン交流年を記念したオープニング・レセプションが東京で行われました。日本はメコン地域諸国に対し、多岐にわたる分野での交流を深めてきましたが、そもそもメコン地域にはどのような国があって、日本にとってどのような存在なのでしょうか。 ■メコン地域との交流の始まりは琉球から 日本とメコン地域の交流の始まりは、およそ600年前に遡ります。当時日本では、琉球(沖縄)を中心に、メコン地域を含む東南アジアとの交易が活発となり、中国や朝鮮半島を経由する海上貿易ルートが形成されました。その後の朱印船貿易の時代には、多くの日本人がメコン地域に移り、アユタヤ(タイ)、ホイアン(ベトナム)、ウドン(カンボジア)を始めとする各地に、日本人町や日本人居住地ができました。 ■仏教国としての共通点 また、日本とメコン地域諸国は、仏教国であることでも知られています。大きく分けると、カンボジア、ラオス