「残念ながら、アフリカの人々との本当の意味での交流というものを、政府や外務省の役人は、知らないですね」 筆者は昨夜(27日)、鈴木宗男氏と1時間にわたってアフリカについて論じた。オスマン・サンコン氏やジョン・ムルアカ氏を日本に紹介し、約20年余、アフリカ諸国に通いつめた鈴木氏が、その対話の最後に漏らした言葉がこれである。 第4回アフリカ開発会議(TICAD・Ⅳ)がきょうから3日間の日程で開催されている。前夜から、会場でもある横浜インターコンチネンタルホテルに泊まりこんだ福田首相は、40ヵ国以上の首脳と「バイ(二国間)会談」を行い、国内政治ではみられないような意欲をみせている。 日本の熱い思いと裏腹に アフリカ側はクール 福田首相の意欲は並々ならぬものであるようだ。今後5年間での対アフリカODA額の倍増を約束したのみならず、開会式直後には、25億ドル(約2600億円)規模の投資基金の