【北京=野口東秀】中国国営新華社通信の元外事局長、虞家復被告(62)が宮本雄二・駐中国大使らに情報を提供し金品を受け取っていたとして懲役18年の実刑判決(1審)を受けた事件で、関係者によると、判決では、対北朝鮮政策などを提供した報酬であり、違法に国家機密情報を提供し国家の安全に危害を与えた罪と認定した。判決では、宮本大使よりも、韓国の元外交官が情報機関出身であることを知りながら同外交官に情報提供していたことを重くみている。 関係者によると、虞被告は、大使が公使時代の1998年に知り合い、食事などをする関係になり、(大使着任後の)2006年9月から翌年7月にかけ、宮本大使から複数回に分けて20万7000元(約300万円)を渡されたと供述。判決などでは、同被告が口頭で(1)対北朝鮮政策の変化(2)中国銀行の北朝鮮への送金停止措置(3)北朝鮮の輸出優遇政策の変化(4)中国の外交政策-についての情
中国国営通信・新華社の前外事局長、虞家復被告(62)が宮本雄二駐中国大使に国家機密を渡したとしてスパイ罪などで実刑判決を受けた事件で、虞被告が捜査当局の調べに対し、「大使本人から現金20万7000元(約300万円)を直接手渡された」と供述していることが14日、分かった。関係者が明らかにした。 在北京日本大使館は「裁判についてはコメントしようがない」としている。 関係者によると、虞被告は宮本大使が公使として北京に勤務していた1998年に知り合い、たびたび食事に行く関係になった。大使着任後の2006年9月から07年7月の間、食事の席などで、大使本人から複数回にわたって現金を手渡されたと供述している。(共同)
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