昨年2016年は、音楽、映画をはじめとするあらゆるエンターテインメントの分野において、大きな転換点となる出来事が起こった1年だった。この連載では、そんな激動する国内外のエンターテインメントの最前線で現在何が起こっているかについて、「まぁいろいろあるけど、エンターテインメント界全体の未来は明るいよね」という視点から、様々なトピックについて率直に書いていこうと思う。 1月、4月、7月、10月は各テレビ局が新たな連ドラをスタートさせる時期。中でも「1月期ドラマ」は、プロ野球の延長放送や国際的なスポーツイベントと被らず視聴者を習慣づける上で有利なこともあって、伝統的に「視聴率で負けられない役者」が優先的に民放の連ドラに出たがるタイミングだ。もっとも、今やプロ野球の地上波放送はほぼ絶滅し、このところ視聴率が厳しく問われる民放よりもNHKやBSのドラマを優先する役者も増えていて、これまでのルールは変わ
![話題のドラマ『カルテット』、その本当の「新しさ」とは? | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3186d667c060b87e492948e07b169624aac75df5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F3%2F1200wm%2Fimg_a3faae231667fe7be17ef72bccb14519186775.jpg)