フェロー プリンシパルR&Dスペシャリスト 技術開発本部 システム科学研究所 所長 1979年日本電信電話公社入社、2002年NTTデータへ転籍、2007年4月NTTデータ 初代フェロー、技術開発本部システム科学研究所所長に就任。ソフトウェア工学、要求工学、Webデータベース連携、ICカードプラットフォーム、ユビキタスコンピューティング等の研究開発に従事し、最近は知識創造デザイン技術やサービスイノベーションの研究にも取組んでいる。
Excel方眼紙の問題 業務システム開発の世界には「Excel方眼紙」と多少軽蔑的に呼ばれるものがある。行間と列間を細かく設定したExcelシートのことで、さまざまなドキュメントの汎用様式とされる(図1)。特にソフトウェアの「仕様書」を書くために多用されている。 表計算ソフトはもともと表形式の数値計算や、これに付随する文字列操作に特化したソフトウェアだ。にもかかわらず、日本においては文書作成や仕様書を書くためのツールの“デファクトスタンダード”と言っても良いほどに「Excel方眼紙」は普及している。罫線へのこだわりと同様に、これはどうも日本だけでの現象らしいことから、一部では、日本の「格子偏愛文化」が生んだものではないかとも推測されているようだ。 Excel方眼紙上で仕様書を作成するのは面倒ではあるが、セル結合やフォント指定を駆使すれば思った通りにまとめられるし、印刷してもそれなりにキレイ
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