27日午後2時15分ごろ、茨城県常総市鴻野山、菓子製造業「リスカ」(武藤則夫社長)の製造第3課工場から出火し、鉄骨スレート葺き工場約1350平方メートルが全焼。工場内の乾燥機やベルトコンベヤー、梱包(こんぽう)機などの製造機が焼け、菓子の原料となるトウモロコシや食用油などが焼失した。出火当時、工場内には約20人の従業員がいたが、全員避難しけが人はなかった。 常総署の調べによると、工場内でスナック菓子を乾かす大乾燥機から煙が出ているのを従業員が発見、119番通報した。 同社はトウモロコシなどを原料とするスナック菓子「うまい棒」や「ハートチップル」で知られ、チョコレートやゼリー菓子などの製造販売も行っている。同工場では「うまい棒」の“タコヤキ味”を製造していた。同署で出火原因を調べている。