秋が深まると、長い長いパリの冬が始まります。 毎日曇り空、さらに寒い日が続くとブルーな気持ちになるパリジャンが増えるのも、この季節の特徴。 先日、一緒に仕事をするジャーナリストから電話がありました。 「どなた?」と思うほど、ひどい声。ノドを痛めて声がでないと、うなるような絞りだすような声で話をしていました。明後日、インタビュー取材があるというのに……これでは困ります。「何とかノドを治してくださいね」と電話を切りました。 そして、当日。ひどいガラガラ声だったけど、何とか無事にインタビューを終えることができました。 ホッと一息ついたところで、彼女にノドの治療法を聞いてみたんです。 「どうやってここまで声が出るようになったの?」と。