鳥飼茜の漫画『先生の白い嘘』第2巻の巻末に収録されている萩尾望都によるコメント(帯の表現を借りれば「鮮血のメッセージ」)がアツいので全文引用します。 茜色の鳥を飼う、「先生の白い嘘」 萩尾望都 鳥飼茜『先生の白い嘘』はかなりショックな作品だ。 東京都議会で「早く結婚した方が良い」と女性議員に野次が飛ぶ時、 笑ってヤジる男性議員は批判されるまでこれが女性差別だとは意識していない。 それぐらい女性差別は深くさりげなく、実にさりげなく浸透している。 日本は男社会だ。法的に平等であっても長年の慣習がそうはさせない。 女は社会の中で教育、就職、結婚、生活、育児、財産の所有において負担を強いられる。 その不平等や不公平が続いているのは女が弱者だから。弱者はどんなにいじめても良いのである。 声も出せないし訴える場所も持たないから。 しかし女は本当に弱者なのか。男は本当に強者なのか。不公平を強要するも
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