東京の気候変化の監視のためには、同一地域で継続して実施されることが必要です。 しかし、竹橋駅付近の市街地は高層の建物が密集して立ち並んでいて、気象観測に必要な環境が確保できないのに対し、北の丸公園は森林公園として使用する目的から建物等の整備が制限されていて、気象観測に必要な環境を将来長く維持できる適切な場所であること から移転先を現在の場所から800m離れた北の丸公園としたそうです。 なお、北の丸公園での観測データは、今後、現在の気象庁の敷地内にある地上気象観測施設の観測データとの比較観測を3年程度行った後、観測データとして使用されます。 新しい気象観測場所では 公園路盤から10m四方を1.5mほど盛り土され芝が張られた露場に 温度計・湿度計、感雨計、雨量計、積雪計が並んでいます。 気圧計とレコーダ・ロガー等は露上地下に設置されます。 風向風速計・日照計は東に50mほど離れ