「もしドラ」の愛称もある「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)のヒット。若年層向け小説「ライトノベル」の手法を取り入れたビジネス書の人気が高まっている。ビジネス書の新ジャンルに定着しつつある。 父の急死で突如、17歳の女子高校生「山本ちえ」が社長の指名を受ける。中堅音響部品メーカー「山本産業」を舞台に、現実離れした設定で始まるビジネス小説「女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?」(プレジデント社)が手堅く売れている。2007年6月に初版8000部でスタート。6刷を重ね、発行部数は2万部弱に達した。 読者からの評価も高く、ネット書店やブログでは「奇抜な設定だが、製造業の経営知識が一通り分かる良書」といった投稿が目立つ。 2008年には、ちえが財務や人事など本社機能を学べる2作目を刊行。今秋には山本産業がリコール問題に直面する第