豪、潜水艦選び本格化=価格面で日本優位か 海上自衛隊のそうりゅう型潜水艦「ずいりゅう」=2015年10月15日、相模湾 【シドニー時事】オーストラリア政府の次期潜水艦選定手続きが本格化している。日本、ドイツ、フランスが提出した建造計画を比較検討し、今年前半に共同開発相手を選定する。各国の計画内容は非公表だが、「価格で日本が優位」との観測が浮上している。 〔写真特集〕海上自衛隊「そうりゅう」型潜水艦 豪州は8~12隻の新型潜水艦を建造する計画。費用は総額200億豪ドル(約1兆7500億円)、長期に及ぶ保守費を含めると500億豪ドル規模に上る見通し。2020年代半ば以降、老朽化が進むコリンズ級潜水艦と入れ替える。 ただ豪メディアによると、3カ国がし烈な受注合戦を繰り広げている結果、豪政府は建造費を50億豪ドル以上圧縮できる模様だ。日本政府は、「そうりゅう」型潜水艦を建造する 三菱重工業 と