というより「ラノベと共生してる」とかのほうが聞こえがいいか。 伊藤計劃は明らかにオタク文脈上の人間で、作品内容もライトノベルと親和性が高いんだが、 なぜかニワカSF読みには「新しくて硬派でかっこいい俺たちのSF」と神格化されてるんだよな。 まあハヤカワが「伊藤計劃以降」とかなんとか言ったりして煽ったせいだけど。 『虐殺器官』も『ハーモニー』も最初はイラスト付きで出されていたものが 文庫化にあたって白黒の無地の表紙になったんだけど、 ニワカはその文庫版しか知らないから、 映画化合わせでアニメのイラストが特大帯に配されたときに 「硬派なイトーケーカク作品にイラストなんか使うな!」と批判して 周囲の失笑を買っていたりしたわけで。 そもそもが「SF VS オタク」じゃなくて「ニワカ VS オタク」という構図なんだよ。 いや、そもそもの話をするなら、 山本弘なり小川一水なり野尻抱介なり冲方丁なり野崎