日本建築学会は、1959年に同会が「木造禁止」を提起した際の経緯などを解説する文章を公表した。小学館が発行する「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の人気マンガ「美味しんぼ」のなかの、「日本の家屋で国産材の使用率が著しく低い一因は、日本建築学会が59年に木造建築を否定したため」という趣旨の記述に関して、読者から事実を確認する問い合わせが2件、寄せられたためだ。 日本建築学会は、「木造禁止」という言葉がひとり歩きすると、本来の意味や同会の活動に対する誤解を招くことになるとして、7月にホームページ上で解説を掲載。これによると、「木造禁止」の提起に至った経緯やその後の取り組みは次のようなものだった。 59年9月の伊勢湾台風では、5000人以上が死亡または行方不明となり、約15万棟の住宅が全壊または半壊した。これを受けて同年10月、火災や風水害防止を目的とした「建築防災に関する決議」で「木造禁止」を
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